犬の症例犬の診療腰がたたない
椎間板ヘルニア
こんにちは。岡村です。
昨夜は、サッカー日本代表がすごい活躍をみせてくれましたね。
引き続き次の試合も期待しています。
今日は椎間板ヘルニアのざっくりしたお話です。
程度の軽いものだと、歩く事は可能ですが、強い痛みが元気を失わせます。
ところが程度が重くなると、後ろ足の麻痺で腰がたたなくなり、排尿障害を患ってしまうこともあります。
原因は、椎間板物質による脊髄神経の圧迫なので、これを除去することが大切です。
さて、リオくんは椎間板ヘルニアにより後足が麻痺してしまいました。
いくつもある椎間板のどこで病変が起こっているのかを決定しなければ、手術はできませんので、
当院では、脊髄造影検査を行い、病変部を決定しています。
そうして病変部を決定し、手術を行いました。
手術後3日目の様子です。腰があがり、後肢でもたっています。
この時は歩き方はまだだいぶとよろよろとした様子です。
もちろんこのあとのリハビリが大切です。
手術を選ばれる大きなメリットは早期にリハビリを開始し、神経機能の回復を早くはかる事ができることです。
ちょうど、パピークラスの先生わんちゃんがきてくれていたので、一緒に遊んでもらいました。
わんちゃん同士で激しすぎず遊ぶのは気持ちの上でもいいリハビリになるかと思います
うちにはリハビリ用の大した機材はありませんが、これ以外にも地道なリハビリを毎日行い、
今では、だいぶん上手に歩けるようになったリオちゃん。
めでたく今日退院し、大喜びでおとうさん・おかあさんの元へ。嬉しい瞬間です。
リオちゃん、退院おめでとう