動物看護師のつぶやき
3月11日を迎えて。
東日本大震災から11年。
被災された方々にあらためてお見舞い申し上げます。
さて、当院は10年前の2012年3月8日に開院し、先日10周年を迎えました。長きに渡りご愛顧いただいている皆様、支えてくださっている皆様に感謝申し上げます。
震災から〜年、という話題を耳にするこの時期は毎年、「そろそろ◯周年だね」と、当院の歴史を振り返る時期でもあります。
日々の診療で目の前の患者さんを救うことはもちろんですが、地域の皆様や社会のために、私たち動物病院として何ができるだろうか、ということを念頭に取り組んできました。
防災においては、ペットとの避難についての啓蒙、感染症予防の推進(ワクチンや寄生虫予防)、しつけ教室やパピークラス(クレートに入る練習、様々な刺激に慣れる、飼い主と犬との信頼関係を築くなど)、マイクロチップの挿入、といったことも私たちにできることです。
そして日頃、動物たちの健康を守ることでご家族の不安を取り除くことも大事な役割です。
まだまだ力不足ではありますが、今後も地域の皆様や社会に貢献できる存在となっていけるよう、精進してまいります。
開院当初、パピーちゃんだった子たちも今では10歳。年齢相応に、いろいろな病気が出てきたりもします。ずっと見てきた子たちが苦しんでいる姿を見ることは辛いですが、少しでもその苦しみや不安を和らげ、この先もご家族の力となっていけるように、よりいっそう知識や技術の向上に努めていきたいと思います。
そしてまたたくさんの動物と人々の幸せに出会えますように。
動物看護師 赤堀