ときわの広場

昨年までの春の健診コース（たんぽぽ、ちゅーりっぷ、ばら）もご愛顧頂いておりましたが、コース内容をわかりやすく、より充実した健診を皆さまに受けてもらえるよう、

⭐︎健診わんコース（血液検査）

⭐︎健診わんコースプラス（血液検査＋画像検査）

に改訂しました！

基本の血液検査セットには、フィラリア抗原検査、血球系検査、生化学13項目（TP,Alb,Glob,A/G比,AST,ALT,Glu,Bun,Cre,TC,Na,K,Cl）が含まれます。

・フィラリア抗原検査…予防薬を投与する前には、まずフィラリアに罹っていないかを調べる必要があります。抗原検査キットを用いて10分程で陰性／陽性がわかります。

・血球系検査…赤血球、白血球、血小板の数などを調べます。貧血や炎症の有無などをみます。

・生化学検査…腎機能、肝機能、コレステロール、血糖値、血中のタンパク量や電解質バランスをみます。

胸腹部レントゲンでは心臓の大きさや、肺炎や結石の有無などがわかります。超音波検査（エコー）では腎臓や肝臓、脾臓など腹部臓器の形態を見たり、心臓の弁の働きや血流を見たりします。腫瘍や心疾患などが多くなってくる高齢わんちゃんにおすすめです。犬種によって起こりやすい病気もありますので、気になる場合はオプションで検査を追加することも可能です。

＜ジャックラッセルのAちゃん＞

健診の血液検査で、貧血やリンパ球の上昇、低血糖が認められ、精査へと進んだ結果、非定型アジソン病と診断されました。お薬で治療を続けながら元気に過ごしています。

＜トイプードルのBちゃん＞

健診の腹部エコー検査で脾臓に腫瘤が見つかったBちゃん。脾臓の腫瘤は悪性であることも多いことから、早期に外科手術をして脾臓を摘出しました。

＜ミックス犬のCちゃん＞

健診の血液検査で、コレステロールや電解質などの数値に異常が認められたため、腹部エコーやホルモン値測定などの精査を追加。副腎の病気が見つかりました。

＜チワワのDちゃん＞

前から時々、下痢や嘔吐が気になっていたというDちゃん。健診の血液検査で、TP（総蛋白）、Alb（アルブミン）の低値が認められ、消化器の精密検査へと進みました。低アレルゲンフードへ変更し、症状の改善がみられました。

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上の例のように、健康診断は腎機能や肝機能だけを見るだけでなく、症状や見た目にわかりにくい病気の発見のきっかけとなり、早期に対処できることもあります。

もちろん、何も病気が見つからず、健康なのがいちばん嬉しいことですね。

年に1度、フィラリア検査の機会に一緒に健康診断をおすすめします！

ご不明点は獣医師、看護師にお尋ねください⭐️

予防についての詳細はこちらもご参照下さい→わんちゃんの予防＆健診2022