猫ってどんな動物?
ねこちゃんと楽しく暮らす9 ~健康診断について~
猫大好きな田積です。
突然ですが、4月より私が産休をいただくため、
この猫のブログをしばらくの間お休みいたします。
楽しみにしていただいていた方々、すみません。
そして、本当に有難うございました。
お休み前の最後は、『定期的な健康診断について』
猫の飼い主さんは(私も含めてw)猫を連れて病院に行くことを、
とてもストレスに感じているのではないでしょうか?
どこか具合が悪いなら、連れて行くのも仕方ないか…と割り切れますが、
何も気にかかるところがないのに、わざわざ連れて行くのもなぁ…と思う気持ちもとってもよく分かります。
しかしながら、人もねこちゃんも同じで『定期的な健康診断』が推奨されています。
だって長く元気に一緒に暮らしていきたいから
と、そんなわけで、
4月の下旬になってくるとわんこさんの予防シーズンとかぶってくるので、
それまでに我が家の愛猫「たれ蔵」の健康診断をしました
たれ蔵は完全室内飼育ですし、家族以外に懐く性格でもないので、
そこそこのストレスだったとは思いますが、飼い主もねこも頑張りました!!
☆問診
今の生活状態を聞いていきます。
食欲や元気、おしっこや便の様子、吐き気などを詳しく聞いていきます。
気にかかることがあれば、ここで先生に伝えましょう!
☆診察
体重測定、触診、聴診、視診などで異常がないか診ていきます。
具体的には、肥満や痩せすぎ、心臓の音、お腹の音、脱水、リンパ節の腫れ、
歯周病、歯石、口内炎、貧血、皮膚のできものや異常、腹腔内のできものなどがないかを診ています。
他にもまだまだ診ていますが、割愛しますw
診察で何を診ているのかな?と思われてた飼い主さま、
けっこう色々診ているのですよ
☆尿検査
尿検査は新鮮尿を液体で持って来てもらえると、ねこに負担をかけることなく
けっこう色々な情報が得られるのでオススメです。
☆便検査
☆血液検査
内臓がどこかで悲鳴をあげていないか確認していきます。
年齢によって項目が変わってきます。
ねこちゃんは加齢のより、よく悲鳴をあげているのが、「腎臓」
腎臓は血液をろ過してきれいにして、戻すことが仕事。
汚い部分は尿として排泄されます。
残念ながら、腎臓の細胞は一度壊れてしまうと治ることがありません。
なので、早期発見してあげ、腎臓に優しいフードに変えることで、
今頑張っている腎臓の細胞たちの負担を減らし、長生きしてもらいます。
☆レントゲン検査
各臓器の大きさやできものの有無や結石がないかなどを診ていきます。
☆超音波検査
各臓器の働きっぷりを診ていきます。
例えば、心臓での血液の逆流がないか、腸の蠕動運動は正常か、浮腫やできものがないか、
腎臓や肝臓も適切な大きさで血流量も十分にあるか、正常像かなどを診ていきます。
どの検査をするかなどは、年齢なども考慮して、先生と相談して決めてくださいね。
たれ蔵は、今春で13歳なので、しっかりコース(仮名w)で行いました。
当日に結果がわかるものと、後日分かるものがありますが、
当日は、受付から精算までで、60 分くらいで終了しました
実質の検査時間は 30 分くらいでした。
ちなみに当院の最長寿ねこさんは、『ミケ猫のベルちゃん』
な、な、な、なんと23歳
しかも、23歳とは思えない毛並みや体をしています
今はやりの「美魔女」です!
我が家のたれ蔵もあやかりたいです!!
爪の垢でもいただきましょうかね。
皆様の愛猫さんも健康で長生きできますように
しばらくこのブログはあくと思いますが、気長にお待ちいただければと思います。
またいつかお会いできる日を楽しみにしています。”
ときわ動物病院
大阪府岸和田市下松町3-4-1
072-493-6710
(電話のかけ間違いにご注意ください)
動物看護師:田積(タヅミ)
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当院では、ねこちゃんの動物福祉を考慮し、
できるだけストレスの少ない診療を心がけています。
他の動物さんのいない時間のご予約も承っていますので、お気軽にご相談ください。
動物福祉の詳しいお話は、こちらのブログをご参照ください。
https://www.tokiwa-v.com/tokiwa/3900/