ときわの広場

高度検査が必要な場合

院長のつぶやき

こんにちは、岡村です。

動物の医療では、高度画像診断検査ができる病院は限られています。
というのも、MRIやCT、内視鏡などの検査機器は
びっくりするくらい高いので、
すべての動物病院で簡単に導入できるものではありません。
患者さんが多く、これらを使用する機会も多い、限られたごく一部の病院のみが導入できます

しかし、これらの検査機器の結果が、診断の手助けとなる事も多くあります。
特に脳内の病変の時に力を発揮してくれるのが、MRIです。
また、内視鏡は、消化管の奥までのぞける、非侵襲的で組織の生検ができる唯一の手段です。

ごく一部の病院以外では、高度画像診断検査が必要ないかといえば、そういうわけでもありません。
病気は病院を選びません
うちでは自院で検査をすることができないので、
懇意にしている先生のところに連れて行って検査をしてもらうか
飼い主さんに連れて行ってもらっています。状態やタイミングによりけりです。
そして、帰ってきてから画像診断医の意見も交えて、
検査結果を受けての治療プランの相談を飼い主さんと行います

MRI検査が大きく診断の手助けをしたわんちゃんのケースの紹介です。
脊髄疾患や脳内疾患の鑑別のため、検査を受けてきてもらいました。
結果、病変がみつかり、より適切な内服薬の組み合わせによる管理を行うことができ、
検査前に比べ症状を落ち着けることができています。

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次は、内視鏡のケースです。
上部消化管や下部消化管の炎症性疾患や腫瘍性疾患の鑑別にはとても有用です。
万能ではありませんが、低侵襲性で組織の生検が可能なところは素晴らしい
このケースではオペレーターの意見や病理組織検査の結果を待って相談となります。

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重篤な病態とどう闘っていくかは高度画像診断検査が非常に有用です。
このやり方だと、ボクが信頼する第3者(画像診断医、オペレーター、病理医)の意見も交えて
患者さんと病態のことを考えられますので、
まるで、獣医師が増えたみたいな考え方の上で診断ができるわけです
この事に関しては、うちは獣医師1人ですので、実は結構なメリットだと思っています
今後も、検査が必要な場合は、相談の上、実施していきたいと思います

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