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ときわの広場

    動物の産婦人科

    こんにちは、岡村です。

    この春は、動物たちの出産のご相談がいくつかありました。
    いつの場合でも、
    出産、新生仔の誕生はとても感動的で、母の強さというものを強く感じます

    妊娠が発覚したなら、その段階で検診を受けるのがよいでしょう。
    出産の心づもりが飼い主さんにも必要です。
    母体の健康状態、エコーで胎児の状態を把握すると同時に、
    飼い主さんは何頭出産するのかを知っておく必要があります。
    もちろん数によっては胎児の大きさも変わり、
    帝王切開すべきかどうかも検討しなくてはいけません

    飼い主さんの出産準備の仕方、周産期の母体の変化について、
    出産の手順を知り、何をすればよいか、
    難産かどうかの判定で、タイミングを見逃さないために何に着目しておくべきか、
    出産後、母が仔の世話をしない場合も考えられ、これの準備もいります
    病院で聞いたり、いろいろ本を読んだりして勉強しなくちゃいけません

    わんちゃんはたくさん情報があります。
    猫ちゃんは、野良猫ちゃんたちのイメージから、昔は勝手に難産が少ないという印象だったのですが、
    実は効率よく着床する動物であるだけで、難産も比較的目にします。
    妊娠に気付かれないケースが多く、出産予定日を把握しづらいことも多々あります。
    モルモットさんは、出産させるまでの年令が若い時に限ることは有名です
    ウサギさんも効率的な着床をし、比較的上手に産んでくれますが、
    環境的不備や母体状態、胎仔の状態によっては難産になることもあります。
    鳥さんは、無精卵も産卵します。発情期になるとお腹がふくれてきて、体調を崩しやすいのが特徴的です
    鳥には横隔膜がないため、卵の存在はそのまま腹腔臓器や肺や気嚢を圧迫してしまいます。
    適切な環境、栄養を整えても、苦しがって産卵しない場合は補助が必要です。

    20130331_95757

    このエックス線写真では、鳥さんのお腹の大部分をしめる卵を映し出しています。
    卵によって臓器が圧迫され、みるからに苦しそうです。
    このケースでは出そうで出なかった一個を、
    用手補助にて卵をだし、もう1個は環境整備をすることで無事うんでくれました

    出産には十分な栄養補給と環境整備、それから、飼い主さんの心の準備がとても大切です

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