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ときわの広場

    再生医療科1 活性化リンパ球療法

    こんにちは、岡村です。

    先進医療である再生医療技術を、
    当院に来られる動物と飼い主さんに提供できることは、私自身のかねてからの望みでした。
    学生時代には自律神経の再生に関わる研究を行ない、再生医療を夢みて研究に励んでいました
    あれから10年近くたち、こうして臨床現場で提供できるようになり、
    時の流れを感じながらも嬉しく思います
    近頃はテレビや新聞でもとりあげられていますね
    医療や生活の質の向上、アンチエイジングにも応用されているようです。

    炎症がおこったり、変性がおこったり、修復がおこったりした際の、
    体の細胞が連絡を取り合う際に
    役割を果たすのが細胞間伝達物質であるサイトカインといわれる物質です
    これがなければ、炎症が広がる事も、修復、再生が行われる事もありえません。

    白血球のなかでもリンパ球は
    サイトカインにより、命令が下されたり、
    自身もサイトカインを分泌し命令したりしています。
    そうして抗体を産生して抗原をやっつけたり、
    あるいは自身が直接攻撃をしたりするなどで、体の防御・免疫を支えてくれています。

    動物における活性化リンパ球療法は主にがん治療で応用され、
    外科治療、抗がん剤や放射線治療の他の治療として認識されています

    採血し、血液からリンパ球を分離し、
    それを培養して増やして、体の中にもどします。
    この際に腫瘍免疫をつけるという特別な役割をあらかじめプログラムすることもあります。

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    Img_0107_2

    培養は当院一の才女、赤堀が行っております

    培養により増加したリンパ球は顕微鏡で確認できます。
    Img_0109

    あとは、静脈から投与します。
    この活性化リンパ球療法は今のところ、わんちゃんと猫ちゃんで利用できます。
    細胞療法は活性化リンパ球の他にも、幹細胞や血小板を用いる方法もあります。
    うさぎさんには、脊椎骨折などの脊髄損傷に対する脂肪幹細胞を用いた再生医療に期待しています
    より小さい動物さんは、まだ残念ながら、培養手技が確立されていませんので、非適応になり、
    今後の発展が待たれます

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