犬の症例犬の診療
眼科1 犬のチェリーアイ
こんにちは、岡村です。
瞬膜という膜を耳にされた方は多いでしょうか?
これは、眼の周囲の膜ですが、3つめの瞼という意味で、
第3眼瞼といわれている器官です
涙の産生に関わるとともに、角膜を保護する役割などもあります。
この器官にチェリーアイと呼ばれる疾患が発生することがあります。
発生する原因のすべては解明されてはいませんが、
ぽっこりと目頭のところから、腺組織が反転して飛び出すものがそうです。
見た目が赤くて丸い
まるで、さくらんぼみたいなということでしょうか
消毒によって少し色がついています。
眼表面の角膜の慢性刺激となってしまっている場合は、
角膜に傷を負わさせてしまうこともあるため放置は避けたほうがよいです
消炎剤などで一旦ひくこともありますが、多くは外科治療が必要で、
瞬膜は切除せず治します
眼は大切です。
しょぼしょぼしていたり、赤眼だったり、何か飛び出していたりする場合は、
様子をみず、受診するようにしてくださいね