院長のつぶやき
当院が学会のエキゾチック分科会賞を受賞しました!
こんにちは、岡村です
この週末、動物臨床医学会年次大会に参加してきました。
2日間病院を休んで参加しましたので、担当の患者様にはご迷惑をおかけいたしました
この大会は、学会の会員、非会員を問わず、日本全国から獣医師が参加する
大きな大会で今年で36回目になります
近頃はウエブセミナーなどで、いつでも簡単に勉強する機会が増えたためか、
参加者は過去に比べて少なかったように思います。
しかし参加されている先生の顔ぶれをみてみますと、
各分野のスペシャリストの先生をはじめ、熱い先生方が多く、
そういった先生とお知り合いになるチャンスもあることが
参加型の学会のメリットのひとつだと思います
いろんなテーマが講演されていますが、
私は今回は、動物における脳外科や神経系のこと、
エキゾチックペット(ウサギ、鳥、ハムスター、チンチラなど犬猫以外のペット)、行動診療、運動器などの見聞を広げてきました
また、私自身も、症例検討においてウサギの虫垂炎に関する知見を発表してきました
ウサギのいわゆる「盲腸」とはどんな病態なのか。
昨年度の大会でも発表を行い、それはウサギの胃拡張に関する演題でした。
そしてこの発表で、エキゾチック分科会Awardである奨励賞を受賞することができました
発表の中では、致死的な経過をとるような病態で来院した
ウサギさんを助けられるようになるために、
状態評価方法やそこから得られる合理的で効果的な治療方法を検討しています。
この疾患で命を落とすウサギがいなくなればいいなと思います
今回の大会の中で行われた授賞式に参加できなかったことが非常に残念ですが、
受賞することが動物病院としての目標ではないのですが、当院の動物医療に対する考え方が報われた気がして、嬉しく感じました
いつも私を支えてくれている病院の仲間をはじめ、
私たちを信頼くださる飼い主様、
同じくご紹介くださる獣医師会支部の先生方など諸々の関係者様にも
感謝申し上げます
また、これからも犬猫はもちろん、
動物臨床医学、ウサギや鳥、ハムスターなどのエキゾチックペット医学の発展にも
寄与できますよう病院スタッフ一同、励んでまいります