院長のつぶやき
動物の中毒について
こんにちは、岡村です。
誤食による中毒に気をつけましょう、が今日のテーマです
圧倒的にわんちゃんのケースが多いです。
猫ちゃんは中毒よりも、異物誤食による消化器症状が多い印象です。
ウサギさんはケージの成分や、カーテンのおもりとなっている金属による中毒がよくあります。
かなしいかな、中毒はコンスタントに診療します
獣医師になってから、これまで診たケースでの紹介です。
これらは中毒全体からみると、ほんの一握りですが、
どの中毒も危険があることには違いはなく、解毒薬がないものがほとんどで
実際に命に関わるケースもあります
個人的経験では上から順に発生頻度が多い順です。
1. 食物:タマネギ、チョコレートが多いですが、日本茶葉にも注意が必要です。
2. 薬物:飼い主さんの薬を誤ってのんじゃいます。届かないところに置きましょう。タバコにも注意。
3. 農薬:これは危険極まりません。動物の生活圏内にはおかないようにしましょう。
4. 金属:小動物や野生動物で危険です。特に鉛。
日常生活に普通に使用されていることもありますので注意が必要です。
番外編. お酒、焼酎:飲ませたと聞いた時にはびっくりしました
一番は、誤食させない、有害物を食べさせないことです。
人の生活に密着する家庭犬では管理が特に必要になります
さて、病院の花も春めいたものをいれていただきました。
桜など、花見になかなかいけませんので、いれてくれてとても嬉しいです