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ときわの広場

    アナフィラキシーのおはなし

    こんにちは、赤堀です。

    今週月曜の午前は、急な休診となりご迷惑をお掛け致しました。
    突然の連絡にも快く予約の変更を頂いた皆様、お気遣いのお声掛けをくださった皆様、感謝申し上げます。
    さて、休診の理由ですが、岡村院長が前日(日曜)に薬剤アレルギー(内科で処方された風邪薬を服用後、アナフィラキシー)を発症し救急搬送されたため、翌日の経過観察、通院の為お休みとさせて頂きました。現在は回復し月曜午後より通常の診察に戻っております。ご心配お掛けしました。

    アナフィラキシーは急激なアレルギー反応で、生死に関わるものです。私たち医療に携わる者も、アナフィラキシーへの対応は心得ているつもりですがいざというときに冷静に対処するのは実際難しいものです。笑い話にはなりませんが、院長が身をもって貴重な体験をしたので、その体験談からアナフィラキシーについて知ってもらおうということで、今回お話します。

    アナフィラキシーとは前述の通り、全身性アレルギー反応で、医薬品やハチの毒、小麦や落花生などの食べ物によるものなどが有名ですが、原因は様々です。原因物質(抗原)が体内に入った時に激しいアレルギー症状(皮膚症状、消化器症状など)がおき、呼吸困難や血圧低下といったショック状態に進展すると命に関わる危険な状況に陥ることもあります。食物アレルギーを持つ子供の親御さんや学校の先生はアナフィラキシー対応についてよくご存知かもしれません。経口摂取以外にも、皮膚や粘膜を介しての薬品への曝露であったり、また必ずしも抗体が関与しないアナフィラキシー様反応もあり、避けようがないこともあります。

    これは院長のリアルな体験談です↓
    薬を服用後、10分くらいでお腹がキリキリと痛み、下痢を感じる。手足が痺れ、指や頭が痒くなり、立っていられない状況に。唇が痺れ、喋られなくなり、喉が張り付くようになり、呼吸がしづらくなる。全身の皮膚が赤くなり、蕁麻疹も出る。発汗。顔面のむくみ、目を開けていれない。意識は比較的明瞭であるが、言葉が発せられない。自分で救急へ電話なんてとてもできない。


    日曜でご家族もいたのですぐ救急車で運ばれ、病院でアドレナリンや抗ヒスタミン投与などの救急処置がなされ、当日には退院できたそうです。
    院長いわく、「死ぬかと思った」

    連絡を受けた私達もびっくりでしたが、幸い大事には至らずでホッと胸を撫で下ろしました。そしていつ誰に起こってもおかしくないものである事を再認識させられました。
    健康に気をつけていても、何千分の1かの確率でしかないにしても、それは起こりうるということ。

    動物医療でも、アナフィラキシーに出くわす事はあります。
    ワクチン接種後はしばらく院内で様子を見ること、薬や食べ物のアレルギーの既往を事前に問診することを徹底し、いざという時には冷静に対処できるように日頃から心構えて準備しておくことの大切さを改めて感じました。
    ただ、個々の状況によって重症度は異なり、たとえ迅速に対応し手を尽くしても救命に至らないこともあります。

    今回、院長は無事、ご家族や救急病院の方々の力もあって仕事に復帰できましたが、まわりの私達スタッフも改めて命に向き合うきっかけとなりました。

    最後に院長よりひとこと↓
    薬を処方する側も、服用する側も、アナフィラキシーのこともう一度意識してみましょうね。
    誰が悪いわけではなく、発症したときどうするかを考えておくと良いと思います。ほんとに自分では連絡できません!!


    貴重な体験談でした 🙂
    明日から3連休となりますが、皆様もどうぞお身体に気をつけてお過ごしください。

    動物看護師 赤堀

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