うさぎの診療うさぎ専門診療科
ウサギ専門診療科4 ウサギの切歯矯正
こんにちは、岡村です。
ウサギさんは、前歯(切歯)も奥歯(臼歯)も伸び続ける動物です。
ですので、噛み合わせが悪いと、歯が伸び続けていきます
切歯がのびているかどうかは、見ればわかるのですが、臼歯は覗いてみないとわかりません。
今回はそんな不正咬合の中でも、切歯の矯正治療についてです。
切歯の上の歯は口の奥側へ、下の歯は外側へと伸びます。
切歯の過伸長に対しては、定期的にカットすることで基本的に害は見られないことが多いですが、
矯正する方法もあります。
詳しい治療内容については病院にご相談ください
3方向、どの方向からも不正咬合がみてとれます
次の写真は治療経過中の様子です。
だいぶん合ってきました
最後に治療を止めて経過をみた段階の写真です。
うまく噛み合ってきました
この疾患はケージをかじるなどの外傷が関連することもあり、
うまれた時は大丈夫でも、後々になって不正咬合になってくることがあります
若い子では、切歯を削る際に、うまく削って行くことで、
今回のように矯正が可能であることもあります。
しかし残念ながら必ずしもうまくいくわけではありませんし、回数が必要です
何度も何度も頑張って治療に励まれた結果、良好な結果が得られれば、喜びもひとしおです。
クウちゃん、本当によくがんばりましたね
大阪府岸和田市下松町3-4-1
ときわ動物病院
☎︎072-493-6710
ウサギ専門診療科