ときわの広場

整形外科4  犬の股関節脱臼

犬の診療犬の症例腰がたたない

こんにちは、岡村です。

日が暮れるとめっきり肌寒くなりましたね
寒くなってくると関節が痛くなることが多くあります
今日は、関節の中でも股関節についてのお話です

股関節は脱臼、レッグペルテス病、関節炎などの病態を示すことがあり、
脱臼は事故や転落など外傷性が多く、
レッグペルテス病は若齢の小型犬に多く、
関節炎は高齢のわんちゃんに多く発症し、
いずれも完全挙上や跛行を示します

股関節脱臼の場合、治療は大きくわけて2通りあります。
はめるか切るか。
「はめる」と侵襲は大きくありませんが、再脱臼の可能性があります
「切る」と、再脱臼の可能性はありませんが、侵襲が大きいです
太ももの骨は、頭背側にはずれることが多いのですが、今回は腹尾側へはずれたケースです。

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もちろん、鎮静状態でないと動物はとても痛がりますので、
全身麻酔をかけての処置になります。
はまると、あとは4~7日間、固定して安静に過ごしたのち、しばらくはリードをつけての運動制限になります。

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「切る」は大腿骨頭切除術を行います。あるいは、はめてからピンによる固定を行います。
動物の大きさや運動量、年令も治療方針には関係しますが、
はめてから再脱臼せずに治ってくれたらと願う気持ちは誰もが同じです
いた仕方ないケースもありますが、
可能なら外傷による脱臼は避けたいですね

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