ときわの広場

ねこちゃんと楽しく暮らす13 〜猫のフィラリア症〜

猫ってどんな動物?猫の診療

こんにちは!虫も蠢く春になりましたね !そんな季節にウキウキ楽しい話ではありませんが、寄生虫のお話です。

フィラリア症ってご存知ですか?わんちゃんの飼い主さんには聞き馴染みのある病気ですね。

毎年暖かくなって蚊が飛び始めたら、フィラリア検査をして予防薬を始めなきゃ、となるわけですが、このフィラリア(別名:犬糸状虫)、名前に「犬」とついていますが、猫ちゃんにも感染する寄生虫なんです。

感染した犬の血を蚊が吸うと、蚊の体内で「ミクロフィラリア」と呼ばれるフィラリア幼虫が成長し、その蚊がまた別の動物を刺した時に、感染します。そして動物の体内を巡りながら成虫へと育っていきます。成虫になったフィラリアは、なんと20〜30cmもあるニョロニョロした細長い虫で、心臓や肺の血管に寄生し、重篤な症状を引き起こします。

フィラリアは猫ちゃんにも感染するのですが、その病態は犬猫で少し違っています。まず、猫の体内ではフィラリアの多くは成虫まで発育できないと考えられています。「なら大丈夫じゃん」と思ってしまいそうですが、そうではありません。猫の場合、1〜2匹の少数の成虫寄生で呼吸器症状や肺の障害をもたらすと言われています。また、フィラリア抗原検査キットでは検出されにくいので診断は難しく、診断されても外科的に取り出すことはとても危険で困難です。ですので、猫ちゃんも、定期的な駆虫薬でフィラリアの寄生を防ぐことが推奨されています。

「うちの子は外に出ることないし」「マンションだから大丈夫」と思っていても、蚊はエレベーターに乗って部屋に入ってくることもあります。実際、高層階、室内飼育の猫ちゃんでもフィラリア感染していたという報告が、全国であるそうです。

猫ちゃん用の、ノミ・マダニ・フィラリアの駆虫がオールインワンでできるようになったスポット薬も出ています!病院でご相談ください。

動物看護師 赤堀

 

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