ときわの広場

ウサギ専門診療科65 ユリ中毒

うさぎの診療うさぎ専門診療科

今日は植物による中毒に関するお話です

先日、1才3ヶ月齢のミニレッキスさんが
ぐったりして来院されました

飼い主さまがお仕事で外出中に
ケージから脱走してお部屋に飾ってあった
「ユリの花」を食べてしまったそうです

ユリは豪華でキレイなお花ですが
ウサギさんにとっては危険な植物です

誤って食べてしまうと急性腎不全が起こります

腎臓が不可逆的なダメージを受けて
おしっこを作ることができなくなります

すると全身に尿毒素が回って
元気がなくなり、ぐったり…

食べたユリの量にもよりますが
数時間から数日で死に至ることがあります

ネコちゃんもユリで同じような
中毒症状がでますが、食べてすぐなら
吐かせることができます

しかしウサギさんは胃の構造から
吐くことが難しい動物なので
吐かせる処置ができません

治療としては点滴を流して
毒素を身体から排泄させるしかありません。

「ウサギさんは自分で毒のある植物を
見分けられないの
と思われるかもしれませんね。
自然界では子ウサギは母ウサギが口にしたものを
見て、真似て草木を食べるようになります。
母ウサギが食べない植物は基本的に
口にはしないため、毒のある植物を
避けることができるのです

一方、ペットウサギはそうしたことを学ぶ機会
がありません。好奇心が旺盛な子は、初めて見る
植物でも口にしてしまう危険性があるのです。

皆さんはウサギさんの行動範囲内に
お花を生けた花瓶や電化製品のコード
観葉植物、ビニール袋、ヒト用のお菓子
その他食べてはいけないものを
置いていませんか?

大切なウサギちゃんの命を守るために
お部屋の中のものを見直してみてくださいね

ときわ動物病院
ウサギ専門診療科
〒596-0823
大阪府岸和田市下松町3-4-1
072-493-6710

獣医師 樋口

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