再生医療について

再生医療って?
自分自身の細胞を体外で培養して用いる治療法を再生医療(細胞治療)といいます。
先進医療として注目され世界中で研究が行われています。
人間の医療においてはすでに臨床現場で利用されている治療法で、
獣医療における再生医療の取り組みも広がりつつあります。

<脂肪幹細胞療法>
動物のからだには様々な器官や臓器などに変化(分化)する「幹細胞」という細胞が存在します。
皮下脂肪の中に含まれる脂肪幹細胞を使用して、骨折や脊髄損傷、炎症性関節炎などの回復に
効果が期待できる治療法です。

○治療の流れ
少量の皮下脂肪(パチンコ玉程度の大きさ)を採取し、
特殊な酵素液で幹細胞を単離し、
約2週間培養して細胞の数を増やし、点滴や患部への注射で投与します。
脂肪幹細胞

<免疫細胞療法>
動物のからだには免疫力(リンパ球)が備わっており、侵入してきた細菌やウイルスや、
体内にできたがん細胞を攻撃します。このような免疫の力を利用したり強めたりすることで、
がんの進行や再発を抑え、生活の質(QOL, Quality of Life)を改善する効果が期待できる
治療法です。

○治療の流れ(活性化リンパ球療法)
血液(6〜12ml)を採取し、Tリンパ球を含む層を回収。薬剤を加えて培養し
約2週間後、100〜1000倍程に増えたTリンパ球を点滴で体内に戻します。
CAT

◯治療の流れ(樹状細胞ー活性化リンパ球療法)
がんを特異的に攻撃させるための目印をもつ「樹状細胞」をリンパ球と同時に培養し
投与します。
DC_CAT


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免疫細胞療法、脂肪幹細胞療法を受けられるにあたって、
その治療法や副作用、費用などは獣医師から説明いたします。
詳細はご相談ください。