症例紹介

ウサギ専門診療科75 腹壁ヘルニア

うさぎ

今日は前回に引き続き、去勢手術を受けていない高齢の男の子のウサギさんがかかりやすい病気のお話です

ヘルニアとは、臓器もしくは組織が体内の裂け目を通って,本来の位置から脱出した状態をいいます
・鼠径ヘルニア
・臍ヘルニア
・椎間板ヘルニア
・横隔膜ヘルニア
・脳ヘルニア
などがあります。

高齢のウサギさんで診られる「腹壁ヘルニア」は、下腹部にポコンとした膨らみとして見つかります 下のお写真は、仰向けになっているウサギさんの下腹部です。

この膨らみは、膀胱とその周りの脂肪が、腹壁にできた裂け目を通り抜けて腹腔外に脱出することで生じます。多くの場合、この膨らみを手で押すとおしっこが勢いよく出てきますウサギさんの下腹部は毛で覆われていますし、仰向けに抱っこできない場合は、なかなか気付きにくいかもしれません

症状としては、以下が挙げられます
・あちこちで少しずつ排尿する
・後ろ足やお尻周りがおしっこで汚れやすい
・おしっこにたくさんの砂が混じる

7歳1ヶ月齢のすずまるくんは、まさにこの症状が出ていましたそこで、裂け目から膀胱をお腹の中に戻す手術をすることになりました シニアと言われる年齢ですが、すずまるくんは手術を無事に乗り切り、術後はトイレできちんとおしっこができるようになりましたよく頑張ったね!!

この病気も若くて健康なうちに去勢手術をして未然に防ぎたい病気のひとつです 去勢手術をお悩みの飼主様はぜひ一度ご相談くださいね

ときわ動物病院
ウサギ専門診療科
〒596-0823
大阪府岸和田市下松町3-4-1
072-493-6710

獣医師 樋口

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