症例紹介

ウサギ専門診療科61 扁平上皮癌

うさぎ

今日は扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)
のお話です

扁平上皮癌とは皮膚にできる
悪性の腫瘍(ガン)のひとつです。
耳、まぶた、鼻、口、四肢などに
できます

扁平上皮癌は、皮膚の表面から
皮下組織へと浸潤していき
骨を溶かしてしまう場合もあります

リンパ節や肺への転移がみられることもあり
進行の早い恐ろしい癌です


ウサ子ちゃんは12歳の女の子。

切歯(前歯)の間にできものができ、
当院へ来院されました

細胞診の結果は扁平上皮癌

レントゲン検査で骨にも進行していることが分かり
治療方法について、飼い主様と一緒に
悩みながら選択していきました

お薬による治療に加えて、日々の看護が
とても大切になってきます

ガンができたお口では、食べにくくなるので
流動食を給餌してもらったり
お水を飲ませてもらったり
お尻周りをきれいにしてもらったり…

飼い主様から、たくさんの愛情のこもった
手厚い看護を受けて
うさ子ちゃんも、それの応えるかのように
食欲が出て、体重も増えました

残念ながら、うさ子ちゃんは12歳2ヶ月という
天寿を全うし、お月様へと旅立ちましたが
最期まで一生懸命生きようとしてくれました

うさ子ちゃんが飼い主様と過ごした年月は、
毎日が愛情にあふれた
本当に幸せな時間だったと思います

ウサギさんも寿命が長くなる昨今では
様々なガンがみられるようになってきました

「うちの子」にガンが見つかった時に
病気とどう向き合って、どう看護していくのか…
飼い主様と一緒に考えていけたらいいなと思います

ときわ動物病院
ウサギ専門診療科
〒596-0823
大阪府岸和田市下松町3-4-1
072-493-6710

獣医師 樋口

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