症例紹介

ウサギ専門診療科53 耳根膿瘍

うさぎ

新年あけましておめでとうございます

ウサギ好きの皆様に、少しでも
お役に立つ情報をお届けしたく、
本年もぼちぼちと書いていきますので
どうぞよろしくお願いいたします

今日は耳の付け根にできた膿瘍(のうよう)のお話です。

膿瘍とは細菌感染によって起きた化膿性の炎症が、
限局した形をとったものです

ウサギさんでは白色~クリーム色のチーズのような膿を
被膜が覆って、袋状に形成されます

歯、眼、耳、皮下、お腹の中、胸の中…等、
身体中、どこでも形成される可能性があります。

一度できてしまうと完治することが難しく
今でも世界中の先生方がなんとか完治させることが
できないかと治療法を模索している状態です

らいすちゃんは、膿瘍がお耳の付け根に
できてしまいましたが、CT検査を経てから
外科手術によって完全切除することができました

写真は摘出した膿瘍です。

半分に割ると中にクリーム色の膿が詰まっています。

耳根部にできた膿瘍は、その病巣の位置によっては
取り切ることが難しく、また顔面神経にも隣接する
ことがあるため、手術で摘出するのであれば
CT検査が必須です

らいすちゃんはCT検査の結果、外科的に切除可能
という判断をいただき、手術に踏み切りました。

CT検査も手術も麻酔が必要になりますし
飼い主様には、大きな心配と負担がかかります

それでも、今後、膿瘍と一生付き合っていく事よりも
取れるなら取ってあげたいという深い愛情
の込もった思いで手術を選択されました

その大きな決断が功を奏し、らいすちゃんは
現在のところ術後の経過も良好です

らいすちゃん自身も術後すぐに食べ出してくれる
とっても前向きな頑張り屋さんです

今回、らいすちゃんは膿瘍ができてから早期に
ご来院されたことも、良い結果につながった
一因だと思います

皆さんもウサギさんの体をナデナデしてあげながら
膨らみなどいつもと違うところがないか
普段から確認してあげてくださいね

ときわ動物病院
ウサギ専門診療科
〒596-0823
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