症例紹介

呼吸器科2 気管支拡張症

こんにちは、岡村です。

「咳をするんです」という相談は少なくありません。
呼吸器や循環器などの病態が、咳を誘発しますので、
原因の鑑別をし、それに合う薬を処方したり処置したりなどで、治癒に導くことが
我々の役割になります
呼吸器の鑑別検査には胸部エックス線撮影と完全血球計算などの血液検査の併用検査が有効です。

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気管支拡張症という病態は、
とても息苦しい疾患で、重症になると食べるのも困難となり
げっそりやせてしまいます。
病院の酸素室内だと食事をとることができるなど、酸素濃度が濃いと楽になる疾患のひとつです。
最近は、酸素発生装置とケージをレンタルしてくれる業者もありますので、
内服薬だけでは管理が難しいのでこういうのは、とてもありがたいです。

この疾患は、先天性もありますが、
ほとんどは後天性の呼吸器疾患(感染症や慢性気管支炎など)に続発して発生する
不可逆性の疾患です。
真性の気管支拡張症は残念ながら現在の医療では治りません
従って、大切なのは、長くつづく咳や痰、呼吸困難などを放置しないことです
しかし、治療を行っていても、結果的に慢性化によって発生してしまうこともあるため、
本当に悩ましい疾患で、医療の進歩が待たれます

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